夕方のはじまり

 休日、朝は電気つけるより外の明かりの方が明るくて、その太陽の光だけで過ごすのがきもちよかったのに、いつの間にか暗くなってきて、家の電気つけなきゃってなるときがいちばん物悲しい。つけたらなんかその日が逃げちゃう気がする。まだつけたくない!閉じ込めておきたい、、!終わらないで!って。だから私は大体部屋がだいぶ暗くなるまで電気をつけません。

 

 外でも、街灯がつき始める時間が一番さみしい。街灯がつく時間って、だいたい本格的に暗くなる前のまだ夕方で明るい気もするとき。私としてはまだ昼でいたくて、夜になる心の準備もできてないのに、唐突に訪れる感じがかなしい。私の意思に関係なく、終わりを告げられちゃう。鼻の奥がツンとします。

 

 そもそもそれくらいの時間が1日で1番気だるい。何かを始めるには遅いけど、何もしないには暇だし。お腹空いてるような気がするけど空いてないような気もするし。だれか尋ねてくるような気もすればたずねてこないような気もする。

 

 でも夜が来ちゃえば、真っ暗になっちゃえばもうこっちのもの!ウキウキしちゃう!新しい時間がはじまる!千と千尋の提灯がバンバン点灯しだすシーンを思い出します。飲みにくりだすか〜!!