宗教について

 私は無宗教です。月並みの日本人だからクリスマス祝って初詣します。どの宗教ともどの神様も仏様もみんなと仲良くしたいし…

 

 でもキリスト教はちょっと怖いなーって思います。歴史的にも聖書でも罪犯したら見放されるし、信じないとすぐ殺されるし、そもそも「悔い改めよ」って言葉も威圧的で怖いし。神様はそりゃ間違いなんておかさないんですよね!お偉いですもの!さすがですね!ってなる。どうしても潔癖な感じと主従関係があって肌に合いません。

 その点仏教は、とくに浄土真宗は、罪を犯すのが人間って認めてくれてて、見放されない安心感があって好き。親鸞様自身も「縁を催せば人をも殺す」っておっしゃってるし、てか好きな人できて結婚したいから下山してるのも人間味あって私は大好きです。そりゃ世の中の真理も道理も、好きな人に比べたら些細なことだし、どうでもいいよな!!でも、そういう煩悩にまみれた自分をきっと1番悩まれて、それで受け入れているのが素敵と思う。あと、私は悪人だから、悪人正機説ってとても救われます。

 

 あと、これは私が信仰が足りてなくて勉強不足だからだろうけど、どうしてもキリスト教の神様とは取引をしたくなってしまいます。神は奇跡を起こせるし、祈ってよいものですよね。教会とか行っても、例えば「神様お願い、おじいちゃんの命を助けて!」って。よくないですね。もし助からなかった時に、信者だったらそれでも神を信じるのかな。でも遠藤周作も「神も仏もありゃしないと思った時が信仰の始まり」って言ってるし…まだよくわからいです。

 でも一方で、例えばお寺行ったらお願いごとはしちゃダメって昔から言われました。やっぱり浄土真宗は他力本願、なるようになるって教えです。だからおじいちゃんのこととかも、もう大きなものにお任せしようってなります。これはやっぱり日本人だからなのかな…。

 

 ほんとにほんとに宗教に対して全くの勉強不足な私が漠然と思うキリスト教と仏教の違いでした。